423 罪なプロポーズ クリスティン・リマー
罪なプロポーズ―都合のいい結婚 (ハーレクイン・スポットライト・プラス)
- 作者: クリスティンリマー,Christine Rimmer,神純子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2008/05
- メディア: 新書
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裁判から10年後の朝、シャーリーンは家のソファに寝かされる赤ん坊に気付く。傍らの手紙には、シシーが産んだことと、父親はブラントであることが書かれていた。感情に突き動かされて、シャーリーンはブラントに会いに行くが、ブラントは否定する。ブラントは10年前の自分の行動を悔いていた。そして、もう一度シャーリーンを取り戻したいと思っていた。自分を憎み、10年口もきこうとしなかった女性を、今でもブラントは求めていた。シャーリーンはブラントが、彼女の手助けをしたいと思っていることを知って、自分を諌めた。そろそろ、この怒りを手放してもいい頃だ。シシーを探し出す手伝いをするという名目で、ブラントはシャーリーンの築いた壁を崩し始める。シャーリーンはブラントを求めていることを認め、ブラントはシャーリーンの家で暮らし始めた。しかし、ブラントにとって、それは十分ではなかった。ブラントはプロポーズしたが、シャーリーンは受け入れられなかった。永遠に続くものなんて信じられない。希望を打ち砕かれて、ブラントは家を出て行った。シャーリーンは引き留めなかった。
それから、何カ月かして、突然シシーが現れる。シシーと同行した男は、自分が赤ん坊の父親で、シャーリーンに子供を売ると言った。シャーリーンは拒絶するが、男は無理やり子供を連れて行こうとし、狼藉を働く。助けに現れたのはブラントだった。男は逮捕され、シシーとシャーリーンは和解した。やっと、シャーリーンは自分がブラントを信じていることに気付く。明け方、戸口に現われたシャーリーンをブラントは待っていたかのように抱きしめた。二人はやっと永遠を手にしたのだ。
都合のいい結婚というシリーズの一つだそうです。