391 シークとどこまでも ソフィー・ウエストン
- 作者: ソフィーウエストン,Sophie Weston,吉本ミキ
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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イジーの結婚式は無事に終わり、ナターシャはこれでカジムと会うこともないと、安堵とも落胆とも言える気持ちに沈んだ。カジムは側近から、ナターシャと撮られた写真が、交渉相手に渡ったことを知って不安にかられる。彼女を守るには、安全な場所に彼女を匿うしかない。カジムはナターシャを騙して飛行場におびき寄せ、彼の自家用ジェットに乗せた。ナターシャは拉致されたことを不満なそぶりを見せたが、内心は喜びを感じていた。彼に惹かれずにいるのは無理だ。しかし、カジムの離宮に到着し、側近から真実を聞き出したナターシャは、カジムが自分に関心がないことを確信して、傷つく。カジムはナターシャが欲しいとは言ったが、奪うことはせずに立ち去った。翌朝、カジムが一人きりで砂漠に交渉に行ったことを知って、ナターシャは彼を追った。何かせずにはいられなかった。交渉はうまく行った。カジムはナターシャなしで生きていけると思えなかった。これは愛だ。ローブのポケットからカジムが撮りだしたのは、イジーの結婚式でナターシャが着けていた花飾りだった。彼はそれをずっと持っているつもりだったと言った。ナターシャは彼の愛を確信した。
かつて、信じた相手に裏切られ、自分意外信じないと誓ったやり手の近代女性と、傲慢なシークの恋物語。近づけば喧嘩ばかり、でも、離れていられない。って感じの話です。