385 嘘に嘘をかさねて サラ・オーウィグ

嘘に嘘をかさねて―マイアミで愛して〈2〉 (ハーレクイン・ディザイア)

嘘に嘘をかさねて―マイアミで愛して〈2〉 (ハーレクイン・ディザイア)

ブリタニーは会計士に運転資金を持ち逃げされて、窮地に陥る。兄に助けを求めれば、店を取り上げられてしまうだろう。ジェフリーズとギャリソンの確執を知らなかったブリタニーにはエミリオの申し出は魅力的だった。ギャリソン家を崩すとっかかりとして、エミリオは好機を得た。相手は愚かな小娘だ。ブリタニーも店も手に入れて見せる。二人は共同経営者として契約を結び、エミリオは二百万ドルと引き換えに店の権利の50%を手に入れた。そして、エミリオはブリタニーを誘惑し始める。彼のプレイボーイぶりはタブロイドで知っていたが、ブリタニーは彼に惹かれて行くのを止められなかった。拒むことはできない。二人は激しく求め合った。しかし、エミリオは恋に落ちてしまう。騙しているという罪悪感と、彼女を失いたくない気持ちが彼を揺さぶった。やがてブリタニーは兄から真実を知らされた。裏切られたことにブリタニーは傷ついた。ブリタニーは店を別の場所に移すことを決めた。そうすれば、エミリオも店から手を引くだろう。もし、固執するなら自分の権利を売り払い、私は店から出て行こう。ブリタニーは兄の結婚式を台無しにしたくなかった。兄がハネムーンから帰ってきたら相談するつもりだったブリタニーは、エミリオが披露パーティーに乗り込んで来たことを知って驚く。エミリオはブリタニーに避けられていたため、彼女を捕まえるためには思い切った行動を取るしかなかった。エミリオはブリタニーと二人になると書類を渡した。それは、店の権利を百五十万ドルで売却するという書類だった。エミリオはブリタニーを愛していると言った。彼女以外大事なものはないと。両家の確執を越えて、結婚したいとエミリオは言った。ブリタニーは承諾した。


どんな歴史があったとかは全く書かれていません。ジョーダンについても謎のままです。「マイアミで愛して」の第二話になってます。