377 午後五時が待ち遠しい キャシー・ウィリアムズ

午後五時が待ち遠しい (ハーレクイン・イマージュ (I1253))

午後五時が待ち遠しい (ハーレクイン・イマージュ (I1253))

アリスはヘンリーの個人秘書として働き始め、彼の息子ジェームズと知り合う。ハンサムなジェームズに興味を持たれて、アリスは夢を見た。永遠の。しかし、それを口にした時、ジェームズはアリスの心を打ち砕いた。暗に家柄が相応しくないと言われて、アリスは仕事を辞め、都会に出て行く決意をする。ヴィクターは傲慢で難しい上司だったが、アリスは気に入った。ジェームズに傷つけられて、アリスは深い関係を避けていたが、アリスが築く壁の向こうの彼女自身にヴィクターは気付き、惹かれ始める。新しいクライアントがジェームズであることを知ったアリスは、動揺するが、事情を話すことはできず、視察に同行することになってしまった。ジェームズは一度結婚に失敗していた。そして、偶然の再会を運命的なものだと確信し、アリスを誘惑しようとする。アリスはこの再会を恐れていたが、ジェームズに会って真実に気付いた。彼は自分にとって何の価値もない。しかし、アリスはヴィクターへの自分の気持ちにも気付いてしまう。ヴィクターを拒むことはできない。だが、アリスが欲しいのは永遠っだった。ヴィクターは短期間の交際にしか興味はない。アリスは思いつめ、今ならまだ心を救うことができると判断する。ジェームズの助けを借りて、ヴィクターにジェームズと二人の姿を目撃させたアリスは、計画通り解雇された。アリスは、様々な会社の面接を受けたが、どこにも就職する気にはなれなかった。そんなある日、突然ヴィクターが訪れ、話がしたいと言った。アリスは、彼に聞かれるまま真実を打ち明けた。ヴィクターは結婚がしたかったのかと聞いた。捨て鉢になったアリスは、だったらどうなんだと問いかけたが、彼は承諾すると答えた。愛しているからと。


よくある話でした。