378 翡翠の誘惑 フィオナ・ブランド

翡翠の誘惑 (シルエット・ラブストリーム)

翡翠の誘惑 (シルエット・ラブストリーム)

ウェストは他人と係わるのが苦手だったが、タイラーと出会ってすぐ結婚を決める。しかし、さらけ出すことを嫌うウェストとの生活はタイラーを不安にさせ、罵り合った後、ウェストは姿を消した。妻より特殊部隊の危険な任務を選んだウェストは様々な危険を掻い潜って生き残ってきたが、目の前で一人の女性の死を目撃して恐怖を覚える。タイラーの面影がちらつき、脳裏から離れなくなっていた。彼女を取り戻したい。ウェストは退職し、タイラーの住まいの近くに部屋を借りた。5年経って戻って来た夫にタイラーは戸惑っていた。しかし、近づくつもりは全くなかった。タイラーが保管を任されていた古代の宝石が盗まれ、ゴシップ誌はタイラーの過去を暴き、批難を浴びせた。タイラーは独自に捜査しようとしていたが、自宅の地下駐車場で暴漢に襲われパソコンを奪われる。男はタイラーを殴りつけたが、現れたウェストを見て逃げ出した。翌日、自宅で休んでいたタイラーは部屋に侵入者がいることに気付いて目覚めた。ウェストが部屋に踏み込むと男は逃走した。タイラーの義兄リチャードは内部に犯人がいることを確信しており、違法なソフトで疑わしいメールを見つけていた。男はリチャードの部下としてダイヤモンド取り引きを手掛け、表の顔では信用を得ていた。しかし、裏の顔では搾取、レイプ、殺人と様々な犯罪を犯していたのだ。標的はタイラーだった。彼女が大事にする翡翠の装飾品を盗み、売りさばくことが子手始めだった。しかし、取り引きの最中踏み込まれて男は逃走を決め、タイラーを道連れにしようとする。救出に向かったウェストは初めて銃弾を身に受けるが、タイラーの無事に安堵する。ウェストは二度とタイラーから目を放さないと誓った。


最後の方、ちょっと駆け足の感じで、逮捕劇あっさり書き過ぎって気がしました。