373 失意のドクター ジョーン・エリオット・ピカート

失意のドクター (シルエット・ディザイア)

失意のドクター (シルエット・ディザイア)

エミリーはマークを愛していた。しかし、彼が医師になるため故郷を旅立った後、妊娠に気付いたエミリーは彼の夢を諦めさせないために、彼に別れの手紙を書いた。家族にはすでに二人の仲は終わっていたと嘘をつき、一人で子供を産み育てる決心をする。
マークは突然知らされたエミリーの心変わりに茫然となった。マークは全てを忘れるため、勉強と研究に没頭し、立派な医師となったが、それでもエミリーを忘れることはできなかった。過去に決別するには彼女に会うしかないと決意したマークは久しぶりに故郷の地を踏んだ。エミリーの祖母の家でエミリーに再会したマークはエミリーの息子と出会う。即座にマークは自分の息子だと気付いた。来なければ知らされることのなかった息子の存在にマークは怒りを覚える。二人はお互いに愛し合っていながら、相手の気持ちを信じることができなかった。二人の口論を息子に立ち聞きされて、息子の拒絶を受けた二人は初めて真実に気付かされる。


こういう話多いですね。でも、無理のない展開で読みやすかったです。