329 暗闇の中の愛 レベッカ・ウィンターズ
- 作者: レベッカウインターズ,Rebecca Winters,東山竜子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2007/02
- メディア: 新書
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リビーはピーターと話し、彼がバンスのリビーへの気持ちを確かめるためにした策略が、バンスの不興を買ったことを知る。そして、妻が流産した時に酒を飲んだことが、さらにピーターを不利にした。リビーはバンスに説明しようとするが、バンスは聞こうともしなかった。チャールズとバンスは秘かに捜査を続け、真相に近づきつつあった。バンスは航空券を用意し、リビーにイギリスに帰るように言った。リビーはバンスから離れるつもりはなかったが、言い争うつもりもなかった。リビーが離婚に応じると聞いて、バンスは青ざめた。しかし、思い直すこともなく去って行った。リビーはそのまま姿を消すつもりだったが、翌朝、チャールズにバンスが手術を受けたことを聞かされる。岩にぶつけた衝撃で、鉱石の位置が変わり、取りだすことが可能になったのだ。医師は視神経は切断されてはいなかったが、歪んだまま時間が経ったので、視力が戻ることは保障できないと言った。息を殺したまま、リビーは病室に留まった。バンスは私がもうイギリスに帰ったと信じているのだ。麻酔が覚めた時、バンスはリビーの名を呼んだ。リビーの心は跳ね上がった。数日経っても、バンスの視力は戻らなかった。病室を出ようとしたリビーは、バンスに名前を呼ばれて驚く。傍に来るように言われてリビーは躊躇した。引き寄せられた後で、突き放されるのは、もう耐えられない。震える声で謝罪の言葉をつぶやき、出て行こうとするリビーに、バンスは言った。リビーの居ない人生など生きる値打ちのないものだと気付いたと。愛している、離れないでいて欲しいと言うバンスの言葉を聞いて、リビーも愛していると答えた。でも、視力が戻らなくても気にしないでと。二人は病院のベットで抱き合って眠った。目覚めた時、バンスはリビーの顔を見つめていた。
RADの歌詩の中に、どの部分が残ってれば自分だと言えるのかって言葉があるんだけどね、私的には、失明とか半身不随くらいでは大したことないと思うのよね。脳障害までいくと、ちょっと厳しいかなと思う。ただし、息子や娘だとすれば、心臓さえ動いてればいいって思えるけど・・・。