328 家族のレッスン ペニー・ジョーダン
- 作者: ペニージョーダン,Penny Jordan,平江まゆみ
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2009/05
- メディア: 新書
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ロバートの母親は、妻の座を得るために子供を産んだが、取り引きの材料としてしか考えていなかった。自分の母親に世話を任せ、恋人と遊び暮らしながら、ロバートに父親の悪口だけを話して聞かせた。そんな父子の溝を、セアラは何とかしてやりたいと思った。ロバートはセアラを慕い、求めていた。グレイは息子の望みならと、セアラを雇うことを決める。セアラはグレイの男性的なところが自分に及ぼす影響が怖かった。それでも、通いで世話を引き受けたセアラは、二人のかけ橋になるべく努力を続けた。セアラに予定があると言う日、グレイは中々帰って来なかった。心配していたセアラは、やっと帰ってきたグレイに怒りをぶつけてしまう。グレイはそれならもう来なくていいと吐き捨てた。その喧嘩を盗み聞いていたロバートはまた家出をしてしまう。救いを求める二人は情熱に負け、身体を重ねてしまう。セアラはグレイを愛してしまっていた。しかし、グレイはセックスを求めただけだ。やがて、廃屋で眠るロバートが見つかり、グレイはロバートのためにと言って、住みこんでくれるようセアラに頼んだ。よそよそしいグレイの言動はセアラを蝕んだ。グレイはロバートのために、仕事を調節し、家で過ごし、やがて父親として受け入れられ始める。しかし、突然、グレイは一月家を空けると告げた。セアラはロバートが父親を忘れないように、務めて彼の話題を心がけて話したが、張り裂けそうな胸の痛みを感じた。グレイはセアラを求めていた。傍にいても、離れていても地獄だった。耐えきれず、戻ってきたグレイは言うべきではないと言いながら、苦しい胸の内を告白した。セアラは喜びに震えた。二人は抱き合い、唇を重ねたが、ロバートのつぶやきに我に返る。「どうして、パパがセアラにキスしてるの?」グレイは答えた。お前のママになるからだ。
この本の表紙、他の本でも見た気がする。これ、使い回しなの?