３１６ ワイルドでいこう！ バーバラ・マクマーン

ワイルドでいこう! (シルエット・ディザイア)

病弱だったケイトリンは、両親から大事に育てられたが、ある日偶然出会った担当医から病気は完治していることを知らされ激怒する。今まで、諦めていたものを探しに行こう。ケイトリンは家出して、学生時代の親友の元に向かった。ジョーンはケイトリンの相談に乗り、仕事も見つけてくれた。そして、二人はバーに繰り出した。カウボーイで込み合ったバーでケイトリンはザックと出会う。二人は意気投合し、ケイトリンは高揚を味わった。しかし、ジョーンが両親にケイトリンの報告をしていることに気付いたケイトリンは裏切られた思いに反発し、ザックの誘惑に乗ってしまう。ケイトリンの部屋で二人は奔放に抱き合った。だが、ケイトリンが初体験であったことを、ザックは策略ではないかと疑い、腹を立てたケイトリンはザックを部屋から追い出した。
ザックはハイスクールからの恋人を兄に奪われたことで、女性を信じていなかった。しかし、ケイトリンの面影はザックの脳裏から離れようとしなかった。惹かれあう二人は付き合い始める。ザックの兄サムはケイトリンを罠にかけようとし、激怒したケイトリンは二人を罵った。こんなに愛しているのに戦おうともしないザックは臆病者だ。ケイトリンの言葉が引金になり、兄弟は殴り合った。静かな敵意となっていた確執は、お互いが正直に自身の気持ちを表すことで消滅した。ザックは痣だらけの顔のまま、ケイトリンの部屋を訪れ、彼女にプロポーズした。

サムって悪いヤツ？やってることは最低だけど、情状の余地ありって気もする。