315 愛に目覚めて サラ・オーウィグ

[rakuten:surugaya-a-too:10489335:detail]二人はコンピューター会議で出合い、情熱的な一夜を過ごしたが、知り合うこともせずに別れた。トムは彼女が忘れられずにいたが、その頃、伯父から連絡があり、自分がデブリン家の一族であることを知る。デブリン家とウインドクロフト家の確執を知り、打開に乗り出したトムは、ウインドクロフト家に赴き、ローズに再会する。ローズは妊娠していることを家族の誰にも明かすことができずにいたが、トムがデブリン家の人間であることを知り、途方に暮れた。彼に話さない訳にはいかないが、義務感で結婚などして欲しくない。
ウインドクロフト家を襲った災難はデブリン家の仕業と考えられていたが、トムはジェサミンが隠したとされる財宝を狙った犯人が、ウインドクロフト家を土地から追い出そうとしていると推察していた。ローズは囮になり、犯人を罠にかけようとする。トムはローズを守るため、彼女の家に泊まり込んだ。厩に爆弾が仕掛けられ、火事になり、トムはローズに母屋に行くように言ったが、父が怪我を負い病院に行ってしまったことで、ローズは一人になった。犯人はローズが一人でいることに気付いて、彼女を襲った。犯人はトムの親族マルコムだった。マルコムは宝の在処を教えろとローズに迫った。車に乗せられたローズはマルコムが自分を殺すつもりでいることを確信する。トムはローズが連れ去られたことに気付き、車を追った。ローズの身を案じてトムは自分が彼女を愛していることに気付いた。ローズは隙を見て車から飛び降りた。幸運にも、大した怪我もなく子供にも支障がなかったが、トムは凍るような恐怖を感じた。トムは子供ができたから結婚する訳ではないと彼女に言った。愛していると。ローズは結婚にやっと承諾した。
マルコムはウインドクロフト家の敷地内で死体で見つかった。彼を殺したのは誰なのか、謎は残った。


ジェサミン・ゴールデンの日記から始まる物語の数々、何冊か読んだ記憶があります。昔の悲しい恋物語って、どこかそそられますよね。