308 素顔の億万長者 リンダ・コンラッド

素顔の億万長者 (シルエット・ディザイア)

素顔の億万長者 (シルエット・ディザイア)

裕福な家に生まれたメリは、どこへ行くにもボディーガードに守られていたし、家事などさせてはもらえなかった。トップモデルとなり、脚光を浴びるようになってもメリは普通の生活に憧れていた。ありのままの自分を好きになって欲しい。ゲイの友人に偽装婚約を頼まれたメリは、彼が恋人の家から出てくるところを写真に撮られたことで、身を隠すよう言われる。片田舎の慈善団体のアシスタントとして雇われたメリはホームの子供たちや募金の寄贈者たちを魅了して行った。
タイは冴えない格好のアシスタントに興味を覚え、やがて惹かれていく。メリもタイに惹かれていたが、恋愛よりも自分の足で立って生活できることを証明したかった。しかし、タイはメリの戸惑いや反論を受け入れず、彼女を誘惑していく。恋に落ちてしまったことは間違いない。メリはタイに真実を告げようとするが、タイは言葉を遮りプロポーズした。しかし、慈善パーティーに呼ばれた記者の口からメリの素情がばれてしまう。嘘をつかれたことでタイの怒りは燃え上がった。メリは背を向けて去って行った。
タイは彼女を忘れようと誓ったが忘れることはできなかった。ジプシーがくれた魔法の鏡がタイの傲慢を暴いた。タイはメリを取り戻すため、メリの元に急いだ。パパラッチに囲まれたメリを、タイは助け出し、自身の過ちを告白した。二人は結婚を誓った。


296の話の続きです。パッショナータというジプシーが関わりのある子孫たちを導いていく物語。そう面白いとも思えないけど・・・。