287 愛されぬ秘書 キャスリン・ロス

愛されぬ秘書 (ハーレクイン・ロマンス)

愛されぬ秘書 (ハーレクイン・ロマンス)

心理学者マルコに会った途端に恋してしまったチャーリーは、彼に悟られないように細心の注意をしていた。しかし、マルコにロマンチストだと言われ、反発を感じたチャーリーは思ってもいないことを口走ってしまう。進歩的な考えを持った女性だと勘違いされ、愚かなプライドのために真実を告げることもできず、チャーリーは困った立場に追い込まれていく。食事に誘われ、出張への同行を求められたチャーリーは、マルコが夜のお楽しみも含めようとしていることに気付く。しかし、マルコを愛しているチャーリーには、マルコを拒むことなど、できなかった。
翌朝、マルコのエージェントからの電話で、マルコの宣伝用の恋人として利用されたことを知って、チャーリーは傷ついた。チャーリーは純粋に仕事だけの関係に戻りたいと言ったが、マルコはやる前に諦めることはないと、同居を求めた。生活を守るため、この仕事が必要だったがチャーリーは辞めることを考えた。マルコが仕度をする間、ぼんやりとテレビを見ていたチャーリーはマルコがインタビューに答えるのを聞いた。自分とチャーリーは愛で結ばれたカップルではなく友人だと。恋人に愛されてない女としてパーティに出るのは苦痛だったが、チャーリーは我慢した。しかし、エージェントから愛のない関係がうまく行くようにと言われ、チャーリーはこれ以上は無理だと悟った。パーティを抜け出し、ホテルに戻ったチャーリーは急いで荷造りを始めた。マルコはすぐにチャーリーを追ってきた。理由をはっきり話すまでは行かせないと言われて、チャーリーは自分には愛が全てで、それがなければ無理だと告げた。立ち去ろうとするチャーリーに、マルコは愛していると言った。愛は育つものだから、必要なだけ時間を与えるから傍にいてくれと。マルコは、チャーリーが前の夫をまだ愛していると思っていた。チャーリーはマルコがただ便宜上一緒に暮らしたがっているだけだと思っていたのだ。誤解は解け、二人は幸せに包まれた。


軽い話^^ あんまりホットじゃないし。