284 赤毛のプリンセス ホリー・ジェイコブズ

赤毛のプリンセス (シルエット・ロマンス)

赤毛のプリンセス (シルエット・ロマンス)

タナーは小さな王国の後継ぎとして生まれた。務めとして婚姻をすることを決めてはいたが、彼の要望を満たす女性はおらず、隣国の王女との婚約に同意した。しかし、王女は身分を嫌い、国を出ていたため、彼女を連れ戻すため、タナーは彼女が住むエリーに迎えに行くことを決める。タナーを迎えに来たシェイは、パーカーには父親が勝手に決めた婚約に承諾するつもりがないことを告げた。タナーはパーカーを説得しようとしたが、パーカーは逃げ回り、シェイは邪魔をしようとする。行動を共にするうちに、タナーはシェイが貧しい人たちに施しをしたり、文盲の年寄に読み聞かせをしたりするのを目にして、彼女の資質に気付く。やがて、パーカーは逃避をやめ、タナーと話し合い、婚約は解消された。タナーは、シェイを愛していることに気付いたが、彼女は手ごわかった。シェイは自分が恋に落ちてしまったことを自覚してはいたが、自分が王妃などになれるはずがないと思っていた。あの手この手で、タナーはシェイを口説き落とし、彼女を手に入れるためには、王位さえ捨てると言った。シェイは陥落し、彼との結婚を同意する。


278で紹介した話の前編ですね。一話はパーカーの恋物語らしいです。これが二話で、ホットなとこはありません。