280 ボスの受難 スーザン・メイアー

ボスの受難 (シルエット・ロマンス)

ボスの受難 (シルエット・ロマンス)

暴君と噂される社長のイメージアップのため雇われたマデリンは、タイと面会してすぐにクビを言い渡された。しかし、直後現れた弁護士が、タイが後見人だと言って乳児を連れてきたことからタイが考えを変える。臨時のベビーシッターを務めてくれるなら、マデリンの企画に異論を挟まないと言うのだった。心臓発作を起こした父の傍で仕事を見つけたかったマデリンは仕方なく同意する。マデリンはタイに一目惚れしてしまっていたが、傲慢な彼には我慢できなかった。
サブリナを抱いている時の穏やかなタイを見て、一計を案じたマデリンは実はタイは冷血漢などではないのだと、社内にアピールし始める。操られているようで、腹立たしく思っていたタイだったが、次第にマデリンに惹かれていく。マデリンの助力で、タイは高圧的に見せなくても、仕事は滞ることなく、社会で尊敬を集められると知っていく。タイの本質を知って、マデリンは彼を愛していると認めた。しかし、タイは愛などではなく、ただの欲望だと信じ込もうとしていた。彼に愛し、愛されることを教えたいとマデリンは思ったが、タイは頑なだった。欲しいのはハートだけだと言って、マデリンは去って行った。マデリンの居ない自分の人生を思って、タイはマデリンを追いかけた。彼女を失いたくない。愛していると言った途端に、タイは自分がマデリンを深く愛していることに気付いた。そして、結婚してくれと言った。


全くホットじゃないです。