274 真夏の千一夜 ペニー・ジョーダン
- 作者: ペニージョーダン,Penny Jordan,田村たつ子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2007/06
- メディア: 新書
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タリクは不法な企みを一網打尽にするため、国王から命を受け、マフィアのチャドの配下に潜り、捜査をしていた。不審を抱かれぬようチャドから贈られたコンドミニアムに住むタリクは、チャドから女性を世話すると言われ激怒していた。タリクは自分のベッドで眠る女性を見た時、チャドが送り込んだ娼婦だと思いつつも欲望を感じてしまう。
翌日、グウィニスはいわれのない非難を受けるが、誤解であったことを後日タリクは知った。しかし、タリクは捜査のために、住み続けるしかなく、グウィニスもホテルに移る余裕はなかった。二人は惹かれ合いながらも、同居を続け、やがて事件は解決した。しかし、復讐を企む一味の手先がグウィニスを狙っていることを知ったタリクは自分の屋敷にグウィニスを匿うことを決めた。タリクはグウィニスが欲しかった。彼女に自分だけの女になって欲しいと思ったタリクはグウィニスが自分は処女だと言うことばに腹を立てた。そんな嘘はついて欲しくない。しかし、グウィニスは奔放な父の影響から、男性と親密になったことはなかった。ただ一度、タリクに抱かれたい。タリクに拒絶されたグウィニスは早く自国に帰り、彼を忘れようと決心する。タリクのグウィニスに対する気持ちは、もはや耐えきれなくなり、彼は屈した。グウィニスの中に入りながら、タリクは愛していると心の中で叫んだ。そして、グウィニスが初めてであったことをタリクは知った。とてもよかったという彼女の言葉に、一生続けてもいいくらいだったかとタリクは言った。結婚という言葉にグウィニスはたじろぎ、プリンスはプリンセスと結婚するものだと言ったが、タリクは、自分は愛する女性としかしないと言って愛を誓った。
お伽話ですね。ちょっとホットでした。