265 永遠のファーストキス キャシー・G・サッカー

永遠のファーストキス―テキサスの誘惑〈4〉 (シルエット・スペシャル・エディション)

永遠のファーストキス―テキサスの誘惑〈4〉 (シルエット・スペシャル・エディション)

4姉妹の末っ子として、誰もに干渉されて育ったケルシーは、仕事もボーイフレンドも次々と変えることで、気まぐれと言われていたが、両親の牧場を成功させようと頑張っていた。しかし、共同経営者に選んだブラディと仕事だけの関係だということで、信用がないと言われ、融資を受けることができずにいた。ケルシーは結婚すれば、融資を受けられるのだからと、ブラディを説き伏せ結婚してしまう。結婚証明書を持って現れた二人に、ウェイドは、もしこの結婚が偽装だとわかったら牧場を取り上げると条件をつけたが、ケルシーはひるまなかった。聞きつけた姉たちが夫を連れて牧場を訪れ、真偽を確かめようとしたため、ケルシーは彼らの前でブラディにキスをした。ブラディはケルシーに惹かれていたが、彼女に捨てられた恋人の一人にはなりたくなかった。初めてのお互いの唇の味に二人は恍惚となった。姉たちが帰って行った後、二人はベッドに倒れ込んだが、いざという時になって、ケルシーはできないと言った。彼女はまだ未経験だった。そのために、初めての時は愛し愛される関係であるべきだと突然気付いたのだ。だが、キスはケルシーの女の部分を目覚めさせ、ブラディに抱かれたいと思わせた。ブラディはケルシーが見せる複雑なサインに戸惑いながらも、彼女を求める気持ちと戦っていた。やがて、ケルシーはブラディを愛していることに気付き、彼に抱かれることを選んだ。ケルシーは全てを求めていた。しかし、その信頼をブラディが裏切ったと知った時、ケルシーは激怒した。ブラディは、石油王の一人息子だったのだ。父親に独力で成功したことを見せるために、共同経営者になったことを知り、ケルシーはブラディの荷物を彼女の家から運び出した。ケルシーの拒絶を聞いたブラディの父は、ブラディに自分と同じ間違いは犯すなと言った。愛していることを明かさず、出て行くままにさせ、母を死なせたことを悔やんでいると父は言った。ブラディは家に戻り、秘密を話さなかったことは間違いだったと謝罪し、初めから真実だけを話すべきだったと言った。二人は愛し合っていることを確認し合い、結婚式をやり直そうと決めた。


ぼちぼちホット。真実の愛を求めて、失敗する度に浮気な女と決めつけられて傷ついた心を強気な態度で隠してきた女の子の話。