初めて行ったナイトクラブで、アンナはトッドと出会い恋に落ちた。付き合い始めた二人は、夜を共にし、やがてアンナは妊娠する。トッドは結婚を決め、共に暮らし始めたが、アンナが三つ子を宿していたことで、生活は混乱を極めた。17歳だったアンナは、必死で家事と育児をこなした。娘たちが学校に通うようになった頃、娘たちはスカウトされモデルになった。トッドはアンナを愛していたが、子供の世話と家事だけに、どっぷり浸かった妻に漠然と不満を感じていた。彼女の誕生日に一日
エステ券をプレゼントしたトッドは、娘たちと話し、彼女たちが仕事を辞めて、他の興味がある事柄に時間を使いたいと思っていることを知る。トッドが田舎に家を持つことを提案すると、娘たちは同意した。しかし、その話を聞いたアンナは、冷静ではいられなかった。トッドは出会った頃と変わらずハンサムだった。自分は小太りの平凡な妻でしかない。トッドが変化を求めていることを知って、アンナは、ダイエットを決心する。友人の事業を救いに行くというトッドを送り出し、アンナはエクササイズと食事療法を始めた。友人から写真を撮りたいと言われ、承諾したアンナは、彼女からダイエットの本を出すよう勧められる。脂肪を抑えたメニューと彼女の写真を載せた本の出版を前に、友人の夫が
シャンパンを持って訪れ、アンナと彼は乾杯した。トッドは妻と子供たちに早く会いたい一心で、急いで帰宅し、酔った妻と友人の夫を見て激怒した。すっかりスリムになり、髪型も変えた妻は別人のようだった。トッドはアンナを信頼していたが、妻が男の視線を集める女に変わったことを喜べなかった。出版パー
ティーは家族で出席したが、トッドは不機嫌で娘たちを連れ早々と帰ってしまう。いくら称賛を受けても喜んでくれる家族がいなければ、何も嬉しくないと気付いたアンナは家族の待つ家に帰ろうと思った。トッドが望んでいたのは、のんびり生活を楽しむことだったのだ。二人は素敵な家を見つけ、引っ越した。
結婚10年目の危機の話。どこの家にもあるよねー！
