256 一夜だけの秘密 クリスティン・リマー

一夜だけの秘密―都合のいい結婚 (シルエット・スペシャル・エディション)

一夜だけの秘密―都合のいい結婚 (シルエット・スペシャル・エディション)

ローリとリーナは双子だったが、華やかなリーナに誰もが惹かれた。ローリはタッカーに恋していたが、やはりタッカーが選らんだのはリーナだった。しかし、お互いが求めるものが違うことに気付いたリーナはタッカーに別れを切り出し、プロムのエスコートだけを頼んだ。直前になって、リーナはローリに代役を頼み、ローリはリーナのドレスを来てプロムに出かけた。プロムの女王を射止めた彼女の美しさに、タッカーは彼女と別れることは間違いだと思い、二人は一夜を共にしてしまう。翌朝、リーナと顔を合わせたローリは後悔した。リーナは別れたくないと言いに来たタッカーを追い返した。その翌日、茫然とするローリは父親の車で一人出かけ、帰って来ない娘を心配した親が警察に連絡すると、川べりでローリは見つかった。二週間後、ローリの妊娠がわかり、いなくなった日に何かがあったと誰もが思ったが、ローリは口を閉ざし、何も明かさなかった。苛立った父親は妹の元にローリを追いやり、そこで出産させた。ローリは歯科助手の資格を取り、息子を育てながら歯科医院で働いたが、歯科医師に求婚されて結婚した。ローリはタッカーに告白するため、彼の行方を捜したが、世界中を回るタッカーに連絡することはできなかった。手紙は全て宛先不明で戻ってきた。そして、ある日タッカーが故郷に戻ったことを知る。しかし、時を同じくして、夫が亡くなり、悲嘆に暮れるローリは問題を先延ばしにした。一年後、リーナの婚約を知らされたローリは、結婚式と、タッカーへの告白を目的に久しぶりに故郷の地に戻った。ローリはタッカーを見た途端に忘れていた昔の情熱が甦り、タッカーはローリこそ自分が故郷に帰ってきた理由だと確信した。ローリはリーナの結婚を台無しにしないために、告白は式の後と決めていた。しかし、式の最中に竜巻に見舞われ、怪我を負ったローリは病院に運ばれた。待ち合いで、リーナは過去の過ちをタッカーに許してもらおうと、入れ替わりを話してしまう。タッカーはばらばらだったピースを繋ぎ合わせ、ブロディの父親は自分だと結論を出した。怒りに燃えるタッカーはローリの話を聞こうとしなかった。息子との時間を持ちたいとタッカーはローリとブロディを自分の家に滞在するよう命令した。ローリは自分の罪を償うため、精いっぱいのことをしようと思っていたが、息子が結婚して欲しいと言うから結婚しようというタッカーの言葉にローリの怒りが爆発する。息子の望みに何でもイエスと言うことは息子のためにならない。ローリはブロディのことを知らせなかったことを、タッカーが許せないことを知り、結婚すべきでないと決心した。ローリは夏休みの残りを二人で過ごすよう告げて、自分の家に帰った。タッカーはローリが欲しかった。しかし、父親があちこちで子供を作り、責任を取らなかったことで、父親のようにはなりたくないと思っていた。だが、結果的にタッカーはローリを妊娠させ、子供を一人で育てさせた。ブロディが事故に合ったことで、ローリはタッカーを責めなかった。タッカーはついに過去は問題ではなかったと気付いた。タッカーにとって、ローリが唯一の女性で、二人は一緒にいるべきなんだと。


あんまりホットじゃないです。日本じゃ妊娠したから結婚しなきゃダメって考えってないよね。中絶なんて普通だしさ。やっぱ、モラルが低下してるのかな?