253 九カ月の約束 クリスティン・リマー

[rakuten:surugaya-a-too:10066789:detail]アビーが生まれた時、キャッシュは15歳だった。それからずっと、アビーはキャッシュの傍で育った。アビーの父が亡くなった時、二人はお互いに慰めを求めた。父とも慕っていたタイが急死し、打ちのめされたキャッシュはアビーを抱きしめたが、それは危険な愛撫に変わった。キャッシュはバージンを奪ってしまったことに、罪悪感を感じたが、アビーは責任は二人にあると言って、大学に戻って行った。しかし、夏休み前になって妊娠していることに気付いたアビーは、出産費用を貯めるため、故郷に戻らず働くことを決めた。
アビーの母エドナに心臓の異変があり、入院したと知らせがあり故郷に帰らざる得なくなったアビーは、妊娠を秘密にしておくことはできないと決意する。だが、アビーの様子にエドナは勘づき、妊娠していることを確信してしまう。エドナから相談を受けたキャッシュは愕然となった。自分の子供だ。即座に結婚を決めたキャッシュを止められるはずもなかった。独身主義者のキャッシュを結婚に追いこんでしまったことをアビーは、悩むが、うまくいかなかったら離婚すればいいというキャッシュの言葉に傷ついた。子供に後ろめたい思いをさせないためだと、二人は出産するまで同居し、お互い努力するという合意を持って結婚する。キャッシュは出産を勉学の妨げにすることはないと、アビーに大学に戻ることを説得した。事あるごとに、キャッシュは未来ある若いアビーを家庭に押し込むはめに陥らせた自分の失敗を後悔したが、アビーに対する独占欲を抑えきれずにいた。今まで感じたことのないアビーへの思いにキャッシュは悩み、アビーのために身を引こうと決心する。離れていくキャッシュを捕まえるために、アビーは行動を起こす。なぜなら、彼女は生まれた時からキャッシュに恋し、愛し続けていたことを確信したからだった。


ブラボー家の息子たちの話の一つです。あんまり、ホットではないです。