252 プレイボーイ・ドクター サラ・モーガン

プレイボーイ・ドクター (ハーレクイン・イマージュ (I1612))

プレイボーイ・ドクター (ハーレクイン・イマージュ (I1612))

遅くできた一人娘として大事に、多大な期待を込めて育てられたジョアンナは大学で初めて解放感を覚えた。魅力的な青年に誘惑され、彼とベッドと共にした後、ジョアンナは写真と手紙に気付いた。ジョアンナの昔のクラスメートに宛てたもので、そこには牧師の娘を抱いた証拠を贈るから、約束の金を渡せと書いてあった。その上、彼は写真を掲示板に張り出し、彼女との交際が真剣ではなかったことを見る人に知らせた。ジョアンナはその後で、妊娠に気付いたが悩むうちに流産し打ちのめされた。それからジョアンナには勉強しかなかった。着飾ることもせず、本を片時も手放さないジョアンナを、セブたちのグループは陰で氷の処女と呼び、蔑んでいた。
卒業して、ジョアンナは小さな片田舎の診療所で働いていた。患者は多く、ジョアンナは寝食もままならない状況だった。前任者が同僚を探したと連絡をよこし、セブがやって来る。遊び人で、裕福な家の出の彼は、相変わらず魅力的だったが、ジョアンナはやっていけるはずがないと思った。前任者所有の大きな家に一人で暮らすのは怖かったが、彼と同居するなんて問題外だった。しかし、セブは彼が優秀であることを証明して見せた。セブは、今まで彼女を見ようともしていなかったことに気付き、ジョアンナに興味を持った。彼女が美人であることに気付いたセブは、ジョアンナが自らを守るために纏った鎧を剥いでやりたいと思い始める。ジョアンナは頑なに仕事だけの関係に留めたいと言い張ったが、セブは聞かなかった。セブのキスを受け入れたジョアンナは、セブが遊び人などではなく、立派な心がけを持った人間だと知り、彼に惹かれて行った。慈善パーティーに同伴した二人は、欲望をもう抑えきれなかった。セブはジョアンナに愛していると告げた。そして、ジョアンナもまた愛していると答えた。しかし、翌朝、ジョアンナはセブの電話を聞いてしまう。度々聞くギャビーという女性からの電話に、セブはジョアンナがどう関わろうと自分たちの関係は変わらないと言った。また、騙されたのだとジョアンナは即座に、身支度を済ませ家に逃げ帰った。セブが追ってくることはわかっていた。セブはジョアンナが電話を聞いてしまったことを知ると後悔の念を滲ませ、仕事なんだと言った。セブはジョアンナに見せたいものがあると言って、彼女を連れ出した。そこは、障害者のためのホームだった。度々かかってきた女性からの電話はそこの職員からのものだったのだ。早合点したことをジョアンナは謝ったが、セブはジョアンナにこの施設ごと自分を受け取って欲しいと言った。そして、自分の子供を産んで欲しいと。ジョアンナはイエスと答えた。


あんまりホットじゃないです。