251 孤独な億万長者 ジーン・ブレイシャー
孤独な億万長者 (シルエット・スペシャル・エディション (N922))
- 作者: ジーン・ブレイシャー,山田信子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2002/06
- メディア: 新書
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翌日、レクシーは仕事のため打ち合わせに訪れ、彼がゲーム会社ポセイドンの社長であることを知った。ニコスは会社を買収しようとしている人間がいることを知り、昔からの宿敵が戦いを始めたことを確信していた。会社と職員を守るため、ニコスは自身の楽しみを考えることはできないと決意していたが、レクシーに対する思いは耐えがたかった。レクシーは親友マックスのプログラムをポセイドンの誰かが盗んだとマックスに聞かされていた。レクシーはニコスの無実を信じたかったが、マックスを助けたいとも思っていた。証拠を見つけたい。レクシーはチャンスを生かし、動かぬ証拠を目にし、ニコスが関わっていないことを祈った。副社長のブラッドリーは、ニコスにレクシーが宿敵に情報を売っていると忠告し、レクシーを遠ざけようとするが、ニコスはレクシーを求める心に屈し、レクシーの家で至福の夜を過ごす。しかし、早朝マックスからの電話の応対に、自身の会社の職員の名を聞き取り、彼女に騙されたのだと憤った。ニコスは宿敵の名を知らないレクシーに問い詰め、レクシーが自分を盗人だと思っていたことに傷ついた。真実は明らかにすると言い捨て、ニコスはレクシーに別れを告げた。
新ゲームの発売キャンペーンで、レクシーの才能は遺憾なく発揮されていた。しかし、レクシーを思う二人の男性の対決は避けられなかった。マックスはニコスに迫り、証明させろと詰め寄った。そして、全てはマックスが言った通りだった。謎を解明するため、ニコスはブラッドリーを探した。
ブラッドリーは、ニコスの存在に妬みを覚えていた。脇役からトップに躍り出るため、マックスの発案を盗み、ニコスに罪を着せて、会社を自分の手に握ろうとしていたのだ。悪事が明るみに出ると、ブラッドリーはニコスの会社より大事なものを奪ってやると言い、レクシーの首に手をかけようとした。機を逃さず、ブラッドリーからレクシーが離れるとニコスはブラッドリーに殴りかかった。レクシーはニコスを押し止め、愛していると言った。しかし、記者や職員に取り囲まれたニコスを見て、レクシーはニコスに自分は相応しくないと思った。立ち去ろうとするレクシーに気付いて、ニコスはレクシーを追った。愛している、結婚して欲しいと言われ、レクシー苦悩する。言葉で何を言われようとも、信じることはできなかった。
ニコスはレクシーを手放すことなど考えられなかった。ニコスは今まで誰にも触らせた事ない愛車の鍵をレクシーに差し出し、取り引きを持ちかけた。一生をかけて愛を証明してみせると。そして、自分は簡単に諦めるような人間ではないと。レクシーは取り引き期間は75年だと言って、彼の腕に飛び込んだ。
ちょこっとホット。多分、マックスの話とニコスの妹の話がありそうな気がするな。だって、匂わせてるけど、書いてないことがあるもん。