12歳からの初恋に10年捧げたボビーは、クリスの結婚によって失恋したことを認めざる得なかった。涙ながらに、思い出の品を燃やすボビーに、クリスの兄ジェームズは嘲りの言葉を吐いた。冷酷に残酷な言葉で傷つけようとするジェームズを、ボビーは憎いと思った。しかし、雇用者であるジェームズと二人で出張に出かけることになり、仕事はしっかりやり遂げようと決意する。出張先のホテルで、予約ミスがあり、同室で泊まることになってしまった二人は、同じベッドで休むしかなかった。ボビーは夢うつつでぬくもりを求め、気付いた時には抜き差しならなくなってしまっていた。数日後、ホテルの明細書から、二人が同室に泊まったことが、会社でばれ、二人が交際しているという話が広まってしまう。その直後、ボビーの妊娠がわかり、二人は結婚するしかなかった。ボビーは、心は拒絶しているのに、身体がジェームズを求めていることで、混乱する。次第に、ボビーは、クリスに感じていた憧れとは違う、熱い思いをジェームズに感じていることがわかり、ジェームズを愛していることに気付く。しかし、ジェームズは家を留守にすることが多く、結婚生活は侘しいものだった。ある日、クリスが訪れ、相談に乗ってやったボビーは、もはやクリスには何も感じないことに気付く。帰宅するため、クリスの車に乗ったボビーは、事故に巻き込まれ、腹部に痛みを覚え、恐怖に震えた。病院に担ぎ込まれたボビーは、医師から子供に異常はないと言われるが、動きが感じられないことで、心配だった。ボビーは、ジェームズを求めた。しかし、ジェームズに連絡がとれず、ボビーは、クリスに八つ当たりしてしまう。クリスは必要ない。必要なのはジェームズだけ、愛してるから。ジェームズはその言葉を聞いた。
ジェームズは幼い頃から、ボビーを愛し続けていた。そして、クリスに恋して一喜一憂するボビーを、傍らでずっと見続けていたのだった。
ちょっとホットかな？おとぎ話っぽい話だわねぇ。
