227 愛は命がけ リンダ・ハワード

愛は命がけ (MIRA文庫)

愛は命がけ (MIRA文庫)

ベアリーは誘拐され、裸にされてベッドに縛りつけられていた。大使の娘が誘拐されたと連絡を受けたゼインはチームを引き連れて救助に向かった。犯人たちの目を盗んでベアリーを助け出したゼインは廃屋に身を潜め、脱出の機会を待った。ベアリーは、最悪の状況を考え、無理やり襲われる前に、抱いて欲しいとゼインに懇願した。ベアリーはゼインに恋していた。ゼインも、救助の際に目にしたベアリーの裸体に欲望を感じていた。二人は脱出の間際まで、愛を交わした。他の隊員たちと落ち合った二人はいかだで海に漕ぎ出すが、敵の襲撃を受けて、ゼインは銃弾を受けてしまう。ヘリで空母に運ばれたベアリーはゼインの安否を知りたいと言うが、傍に行くことは許されず、そのまま父親の元に送り帰されてしまった。何とかゼインに連絡を取りたいと働きかけたベアリーは、誰の助けも得られず、大使館を去ることを決めた。故郷に帰ったベアリーを追うように、父親も退職して同居した。しかし、監視するような父親の態度に、異常なものを感じ、父の電話を盗み聞いたことで、危険は去っていないと気付いたベアリーは家を出て、名を変え、潜伏することを決心した。ベアリーは妊娠していた。計画したその日、ゼインが訪れ、妊娠しているかと聞いた。YESと答えるとゼインは結婚すると宣言した。ベアリーは、これでゼインに守ってもらえると、ゼインの車に乗り込んだ。追手の影は見え隠れしていた。ラスベガスで結婚した二人は、ホテルの部屋に隠れていた。ゼインの電話を聞いてしまったベアリーは、父に捜査の手が伸びていることを知らせるため、ホテルを抜け出し、公衆電話を探した。ベアリーが犯人たちに目撃されてしまったことで、急展開を迎える。ゼインはベアリーに銃を持たせ、彼女を別室に移した。自分か、自分の兄弟以外の誰にも、鍵を開けてはいけないと言い置いて。ベアリーは、おなかの子供を守るため、待った。しばらくの後、大使館員の一人がやってきて開けてくれと言ったが、彼女は開けなかった。彼は鍵を壊し、ドアを開け、ベアリーに目を止めた。ベアリーは迷わず、引金を引いた。父はスパイを陥れる手助けをしていただけだった。安堵したベアリーはゼインに身体を預けた。


ホットです。226のメアリーとウルフの三男坊ゼインの恋物語です。この人の作品好きだな。他のマッケンジー家の面々の話も読みたいですね。