221 ベスと億万長者 スーザン・マレリー

ベスと億万長者 (シルエット・スペシャル・エディション)

ベスと億万長者 (シルエット・スペシャル・エディション)

夫を事故で亡くして、一年半、失意からやっと立ち直った頃に、親友の夫がベスのために、オークションでデートを競り落としてきた。相手はプレイボーイで有名な億万長者トッドだ。38歳の未亡人ベスは、何とか断ろうとするが、親友夫婦に説き伏せられてしまう。トッドはリムジンで迎えに来、豪華なレストランにベスを連れて行った。緊張するベスにトッドは優しかった。しかし、ベスは場違いな自分に落ち込み、トッドをレストランに置き去りにして帰ってしまった。罪悪感に苛まれたベスは、トッドに花を贈り、忘れようとした。トッドは正直なベスに好感を持ち、彼女のことを知りたいと思い始める。二人はデートを始めたが、ベスはかつての夫ダレンが自分のただ一人の相手だと頑なに思い込んでいた。どんな女性でも、思いのままにできるトッドが、どうして自分に興味を示すのか、わからないままベスは、トッドに惹かれすぎてはいけないと戒めていた。トッドは、ベスの家で家族の温かさを味わい、次第に自分もその一員となりたいと思った。トッドと愛を交わし、愛を告白されて、逃げ帰ったベスはどうすればいいのかわからなかった。ベスはトッドを愛していたが、ダレンを裏切っているような気がしていた。親友の助言と子供たちとの会話から、ベスは愛は順位を決めるようなものではないと気付いた。週末、トッドを呼び出したベスは、ダレンを愛している自分のままで、全身全霊を掛けてトッドを愛すると告白する。トッドはベスに、ずっとそばにいて欲しいとプロポーズし、彼女の指に指輪をはめた。


愛を知らずに育ったトッドは、愛すること、愛されることを学んだの。素敵なシンデレラ・ストーリーです。あんまりホットじゃないです。