216 恋はないしょで キャロリン・ゼイン
恋はないしょで―ブルーベイカーの花嫁 (シルエット・ロマンス)
- 作者: キャロリンゼイン,Carolyn Zane,津田藤子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2001/10
- メディア: 新書
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シドニーが期待をかけていた馬房を貸し出すアイデアを断られたと、隣人が電話をよこし、シドニーがお金に困っていることを知ったモンタナは、シドニーをクビにしようと決心したが、シドニーから詳しい話を聞いて、決意が揺らいだ。結局、モンタナは、シドニーが男としてばれないようにすることを条件に、仕事を続けさせることにする。しかし、モンタナは、初めて会った時からシドニーに惹かれていた。シドニーの仕事ぶりは称賛に値するものだった。秘密を共有する二人は、次第に親密になっていく。干ばつの危険から、牛を避難させるために端の牧草地に向かったモンタナ、シドニー、テックスの三人は、牛を集め三方に散らばった。シドニーは微かなにおいに気付いて丘から見ると火事が迫っていることを知る。モンタナと二人で牛を避難させ、テックスを探すが、岩場で怪我を負ったテックスを見つけ、シドニーは救援を呼ぶためオフィスに駆け戻った。モンタナは、救援を引き連れ戻って来たシドニーを抱きしめキスをした。牧童たちは、初めてシドニーが女性であることに気付いたが、伯父は最初から知っていたようだった。訝しげなシドニーに伯父は、髪を切ってまで望むのなら雇う価値はあると言った。女性であることを知られてしまっては、残るわけにはいかないと荷造りするシドニーに、モンタナはプロポーズした。
婚約者を、同じバンガローを使っていた牧童に奪われたモンタナは、女性を信じることができなかった。シドニーに惹かれてはいても、また欺かれるのではないかと疑う気持ちと、彼女はそんな女性ではないと思う気持ちとの狭間で揺れる。何にもホットじゃないけど、ほのぼのとした話ですね。