209 心の揺りかご スザンナ・デイヴィス

[rakuten:surugaya-a-too:10066791:detail]ジェイクは養子だったが、双子の片割れが見つかった矢先、彼ザックに結婚式の当日に花嫁ジョージアを奪われた。婚約者と兄弟の裏切りにプライドが傷ついたジェイクは、彼らの謝罪を受け止められなかった。しかし、ザックは命を狙われる同僚を匿って欲しいと、ジェイクに依頼するため現れた。
シェルビーは潜入捜査をしていたが、正体がばれて殺されそうになった。救援が間に合い、救われたが、裁判が終わるまで身を隠す必要があった。
ジェイクはザックの頼みなどは、聞きたくなかったが、首に指痕を見つけ、シェルビーが失神すると、そうは言っていられなくなった。ジェイクの騎士道精神が目覚め、シェルビーを守ってやりたいという気持ちが湧き上がって、ジェイクは不本意ながら引き受けてしまった。同情や世話はいらないと頑なな態度のシェルビーに苛立ちながらも、ジェイクは彼女に対する欲望を自覚していた。シェルビーも、ザックには感じなかった居心地の悪さをジェイクに感じることで危険を覚えた。二人は欲望を抑え込み、距離を置こうとするが、惹かれあう気持ちはエスカレートしていった。やがて、ベッドを共にするようになった二人だったが、別々の思いを感じていた。ジェイクは自分がジョージアに感じていたものは妻に対する愛情ではなかったと気付き、シェルビーこそ自分が求めていた女性だと確信した。シェルビーは、裕福で、幸せな環境で育ったジェイクのような素晴らしい男性には、自分は相応しくないと考え、この関係にはいずれ終わりが来ると考えていた。
裁判のためにシェルビーを迎えに来た車が銃撃され、シェルビーが車から引きずり出された所に、追って来たジェイクはトラックで突っ込み、銃弾を受けた。後から来た警官に犯人は逮捕され、無事裁判も終わったが、シェルビーは手術の後のジェイクに会うのが怖かった。病室で、包帯を巻いたジェイクを見て泣くシェルビーにジェイクは愛していると言った。シェルビーは、初めてジェイクを愛していることを明かしたが、自分がジェイクを失望させることが怖いと言った。ジェイクは、一人で生きて行くことはできるが、わざわざそうする必要はないと説得した。シェルビーはジェイクなしの人生など、耐えられないと飛び込む決心をする。


養子縁組に関する謎。このシリーズは結構沢山あります。ローガン・キャンベルの家族の話から、どうしてジェイクだけが養子に出されたのかが明らかになって行くようです。ぼちぼちホットです。