200 誤解に満ちた出会い リンゼイ・アームストロング
- 作者: リンゼイアームストロング,Lindsay Armstrong,村山汎子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2006/02
- メディア: 新書
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ギャビンは男たちに拉致され、隙を見て逃げ出した。男たちがジョーという応援を読んだことを聞いたため、待ち伏せしていたのだった。
ジョアンは誤解だと言ったが、ギャビンは信じなかった。しかし、身を潜めていた小屋を男たちにつきとめられ、二人まとめて捕獲されてしまう。身代金を巡って仲間割れを始めた男たちは、ギャビンに金をありったけ出させた後で、ジョアンに銃口を向けた。ギャビンの咄嗟の判断と、ジョアンの勇敢な機転のおかげで二人は助かった。傷を負ったギャビンにジョアンは償うと言ったが、ギャビンはそれなら結婚してくれと言って気を失った。
ジョアンはギャビンの母に説得されて滞在したが、プロポーズは冗談で済ますつもりだった。退院してきたギャビンから、改めて考えて欲しいと言われて、ジョアンの心は揺れた。ジョアンは里親からセクハラを受けた経験から、男性には警戒心を持っていた。しかし、ギャビンに惹かれる気持ちも嘘ではなかった。
ギャビンの母は再婚を考えており、ギャビンの娘ロージーを同居させようと思っていたが、ロージーは父の傍にいたいと思っていた。ギャビンはロージーのために妻を必要としていた。ジョアンはこれは誰にとっても好都合な取り引きなのだと結婚を決心する。
ジョアンはギャビンを愛していたが、ギャビンが亡き妻を愛し続けていることを知っていた。結婚の理由をロージーの世話と跡取り息子を産むためだけではないとジョアンは思いたかったが、ギャビンの腹立たしげな言葉にかっとなったジョアンはバイクに飛び乗り、事故に合ってしまう。身体の傷は治っても、心の傷は深かった。妊娠を拒絶したら、離婚することになるのかとジョアンは悩んでいた。退院の日、家までの道で、洪水に会い木によじ登ったギャビンは出会った時からジョアンを愛していたと言った。結婚してから三カ月ジョアンが愛してくれるのを待っていたと。
愛する人を失った経験を持つ二人は、人を愛することを恐れ、その気持ちを隠すことで自分を守ろうとしていたのだった。
あんまりホットじゃないです。あまりに波乱万丈すぎて、目が回りそうな話です。