199 ショパンにのせて ノーラ・ロバーツ

ショパンにのせて (MIRA文庫)

ショパンにのせて (MIRA文庫)

ブレイクは経営するホテルのレストランを一流に一新するため、一流のシェフを探していた。ブレイクはサマーを獲得するため、彼女の元を訪れる。二人は出会った途端に惹かれあうものを感じた。サマーは世界中を回って仕事をしていたため、一つ所に留まって仕事をすることに乗り気ではなかった。しかし、ブレイクは彼女の闘争心を利用して、同意に漕ぎ着けた。サマーは仕事に集中するため、私的な交際を求めなかったが、ブレイクは彼女を誘惑し、ついに思いを遂げる。ブレイクはサマーを愛していると感じたが、彼女をおじけさせまいと慎重に行動していた。サマーは両親の度重なる結婚と離婚に、男女の関係は長続きしないと思いこんでいた。その上、ブレイクの父親とサマーの母が、短い間だが、不倫の関係があったことも問題を複雑にしていた。母のようにはならないと、サマーはブレイクへの気持ちを否定しようとしていたが、ブレイクは耐えきれず愛していると言ってしまう。結婚したいと言われたサマーは脱兎のごとく逃げ出した。サマーに猶予を与えるため、ブレイクは耐えたが、サマーのいない日々は辛かった。
サマーの母が、策を練り、ブレイクの両親とブレイク、サマーを招待し、ブレイクの両親が試練をものともせず、40年間の結婚生活を楽しんでいることをサマーにわからせた。
ブレイクは不安なら試用期間を作り、その間は何があっても離婚できないことにしようと提案した。サマーは期間はどのくらいと聞くと、ブレイクは50年と答え、契約は成立する。


ぼちぼちホット。楽しく読めました。