197 あなたへの道のり リズ・フィールディング

あなたへの道のり (ハーレクイン・ロマンス)

あなたへの道のり (ハーレクイン・ロマンス)

エイミーとジェイクは親友マイクとウィロウの子供の洗礼式で出会った。二人はお互いがお互いにとって危険な存在だと即座に悟ったが、避けようとしたのにも関わらず、ジェイクがエイミーを送って行くはめになり、避けられない状況に陥った。ジェイクはエイミーに「責任は取れない」と拒絶を待ったが、エイミーはジェイクを迎え入れた。
二週間後、エイミーは妊娠に気付いた。エイミーは自分がジェイクに一目惚れしたことがわかっていた。しかし、彼を追いつめるつもりはなかった。エイミーはしばらく誰にも話すつもりはなかったが、ウィロウの口からジェイクに知られてしまう。
エイミーはジェイクに何も求めないと言い、会ったことさえ忘れてくれていいと言った。
ジェイクは、忘れようと努力したが、心の重荷を取り去るために、小切手を送ることを思いつく。
エイミーは小切手を細かくちぎって送り返すが、その後は家政婦がやってきた。エイミーは家政婦に他の仕事を与え、しばらくして、ジェイクは家政婦がエイミーの世話をしていないことに気付いた。ジェイクはエイミーを欲しいと思っていたが、自分は父親になることも、誰かを愛することもできないと思いこんでいた。エイミーは何も欲しくないと言い張り、受け取るのはジェイクの言葉と行動だけだった。
エイミーはジェイクの全てが欲しかった。
臨月が近づくにつれて、ジェイクの考えは変化していった。
ジェイクはマイクの助けを借りて、ゆりかごを作り、家族の始まりの一つにしようとする。そして、ずっとエイミーが求めていたものが手に入ったのだった。


身寄りのないエイミーと、家族に愛されずに育ったジェイク。二人の心からの望みと恐れが上手に描かれています。あまりホットではありません。