190 消された愛の記憶 アリス・シャープ

消された愛の記憶 (シルエット・ロマンス (L935))

消された愛の記憶 (シルエット・ロマンス (L935))

アミーリアはライダーに惹かれ、一夜を共にしたが、その数日後彼のプロポーズも言葉も全てが嘘だったことを知った。別れた後で妊娠に気付いたアミーリアは事実だけを話して、故郷に帰ろうと思っていた。ライダーの兄の結婚式で、アミーリアは一人になったライダーを捕まえ、妊娠していることを伝えたが、相手はライダーの双子の兄ロブだった。気を取り直してライダーに妊娠を打ち明けると、彼は激怒し、酔ったまま車に飛び乗った。双子の乗った車は、その夜事故を起こし、ロブは亡くなり、ライダーは重傷を負った。ライダーの母から電話をもらったアミーリアは病院に駆けつけたが、数日後昏睡状態から覚めたライダーは記憶を失っていた。彼らの両親はロブの仕事や家の片づけのために出かけ、退院後のライダーの世話はアミーリアに託された。ライダーは自分がアミーリアにしたことを知り、恥じた。それまでの自分の行動、仕事を知るにつれて自分への嫌悪に苛まれる。子供の父として、アミーリアの夫として生涯を過ごしたいとライダーは思い始め、頑ななアミーリアの心を得たいと痛感する。超音波で子供が双子とわかり、歓喜するライダーの姿にアミーリアの心は溶けていった。二人は結婚を決めるが、結婚式を前に突然ライダーの記憶がよみがえってくる。死んだのはライダーの方だったのだ。ロブは悩み、事実を確認するため、住んでいた街に向かった。アミーリアは彼の様子がおかしいことに気付いて問いただした。話を聞いたアミーリアは故郷に帰ると言って荷造りを始めたが、破水してしまう。出産の間、ロブは片時もアミーリアの傍を離れなかった。病室で目覚めた時、ロブはアミーリアに愛していると告げ、アミーリアが望むならもう一度記憶喪失になってもいいと言った。そして、二人はその病室で結婚した。


意外性がないというか、読まなくてもわかっちゃう話って、どうなんだろう?それでもって、また記憶喪失?何にもホットじゃなし・・・。