189 いつも夢の中で ダフネ・クレア

いつも夢の中で (ハーレクイン・ロマンス (R1530))

いつも夢の中で (ハーレクイン・ロマンス (R1530))

チャリティー・パーティの会場で、その男性を見た時、カトリーンはすぐに夢の男性だとわかった。14歳の時、溺れて以来、恐怖と安堵を感じさせる夢。ザカリーは山で親友を失い、残された妻と子供たちの救済のため講演を行った。カトリーンは混乱する気持ちを静めるため、一人でスキーに出かけたが、ザカリーと再会してしまい、ザカリーこそ溺れた自分を助けてくれた人だと気付く。ザカリーはカトリーンの感謝を跳ねのけたが、食事に誘った。婚約者がいる身で許されないことだと、カトリーンは思ったが、ホテルのレストランならと同意した。食事の後、ザカリーは猛吹雪の中、自分のロッジに帰って行った。しかし、家に帰ってからカトリーンはザカリーが帰る途中で事故に会ったことを知る。矢も楯も堪らず、カトリーンは病院に向かったが、病室に入ることが許されるのは親しい者だけと言われ、咄嗟に婚約者と嘘をついてしまう。昏睡状態のザカリーはカトリーンのキスで目覚めた。事故後の混乱からザカリーはカトリーンが本当の婚約者だと思いこみ、カトリーンは罪の意識を感じた。退院後、介護が必要だとカトリーンは自分の家にザカリーを連れ帰るが、事情を話す前にキャラムが来てしまい、カトリーンと婚約しているのは自分だとザカリーに話してしまう。騙されたと怒るザカリーにカトリーンは介護させて欲しいと懇願した。二人は惹かれ合っていたが、回復するとザカリーは去って行った。ザカリーを愛していると気付いたカトリーンは婚約を解消した。ザカリーは友人との約束を果たすため、山に登ることを決め、堪えきれずカトリーンを抱いた。親友の死んだ山に向かったザカリーの安否を、カトリーンは神に祈った。ザカリーは無事約束を果たし、カトリーンの元に戻って来た。カトリーンは生きるために山が必要なら、何も言わないとザカリーに言ったが、ザカリーは愛する人を悲しませることはできないと言った。カトリーンが結婚してくれるなら、一生傍で暮らしたいと。


山男に惚れるなよって歌があったねぇ。あんまりホットじゃないです。