179 疑惑の雲を晴らして ケイ・ソープ

疑惑の雲を晴らして (ハーレクイン・ロマンス)

疑惑の雲を晴らして (ハーレクイン・ロマンス)

出版業界のパーティで知り合った二人はそれから二カ月あまりで結婚した。若かったシャノンは生活を楽しむことに夢中だったが、カイルは家庭を築きたがっていた。些細なことから亀裂ができた二人の関係はカイルの知り合いの女性からシャノンに宛てて来た手紙から悪化する。シャノンはカイルを他の女性と共有することはできないと出て行った。オーストラリアで結婚したカイルの妹が子供を出産した後亡くなり、夫はカイルの家族を拒絶した。数年後、カイルの元に彼が亡くなり娘が施設にいると連絡が入る。姪を養子に迎えるためカイルは行動を起こした。別居して18カ月ぶりに姿を現した夫にシャノンは驚く。知り合った男性にプロポーズされ、悩んでいた所だったためだった。いまだに、衰えない彼への欲望にシャノンは戦慄を覚え、結婚を考えているから、早く離婚したいとカイルに告げた。姪を養子に迎えられるまで、うまくいっている夫婦のふりをしてくれれば離婚に応ずるとカイルは答えた。二人はオーストラリアに姪を迎えに行った。ジョディに会ってシャノンは愛さずにはいられなかった。三人で日々を過ごすうちにシャノンは過去は問題ではない、ジョディのためにやり直す努力をしようと決心して恋人に別れを告げた。努力しようと誓ったものの、心からカイルを信じることができないシャノンはカイルに好きな人がいるかもしれないという疑惑を捨て去ることができなかった。シャノンは不安材料をカイルに話し、カイルはそれに答えた。シャノンはカイルの答えから、やっと彼に愛されていることを確信し、他の女性がいないことを認められたのだった。


疑り深くて気性の荒い女性の話です。ほどほどにホットです。