175 炎のコスタリカ リンダ・ハワード

炎のコスタリカ (MIRA文庫)

炎のコスタリカ (MIRA文庫)

政府が追い求めるマイクロフィルムはバイヤーから諜報部員の手に渡り、受け取った男が心臓発作で亡くなってから行方が分からなくなった。心臓発作で死んだ男と寝室にいた女性が拉致され、マイクロフィルムを受け取るはずだった男は行方不明になった。女性の父親は何とか娘を救い出そうとしたが、政府側はへたに動きまわる訳にはいかないと難色を示した。父親は引退した優秀な工作員を探し出し法外な料金で仕事を依頼した。
ジェーンは9歳の時誘拐され、真っ暗な戸棚に押し込まれて以来暗闇が怖かった。誘拐犯は警察に包囲され、銃弾を受けジェーンの身体に血を浴びせて事切れた。両親は愛する娘がまた誘拐されることを恐れ、形式上勘当した。ジェーンは表向きは年配の男の愛人のふりをしながら諜報活動の手助けをしていたが、マイクロフィルムを隠し持っていることを誰にも知られないようにしていた。
グラントはジャングルにジェーンを連れ出し、追手に捕まらないようジェーンを導いた。二人は惹かれ合い、愛を交わすが住む世界が違っていた。一度は追手に捕まり、ジェーンの機転で逃げ出すことができる。グラントの心を蝕んでいた闇をジェーンは癒し、ジェーンの孤独をグラントが埋めた。紆余曲折の後、グラントはもうジェーンなしの生活はできないと確信し、彼女を手に入れた。


素敵な話です。ホットだし!これは、おススメですね^^