18歳の
ホープはキアに恋心を抱いていた。しかし、偶然立ち聞きした義父とキアの会話は
ホープの夢を粉々に破壊した。義父は会社と引き換えに
ホープを差し出し、キアは承諾した。キアが飽きるまで愛人にするという条件で。愕然とした
ホープは母に何もかも話し、母はすぐさま
ホープをロンドンに逃がした。それ以来、
ホープはあちこちを転々とし、4年後オーストラリアに滞在していた。勤める宝石店にキアが現れ、
ホープは動揺した。素知らぬ顔をしようとした
ホープをキアは食事に誘ったが、
ホープは断った。豪華な宝石を売るために挑発的なドレスを着せられパー
ティーに出た
ホープはまたしてもキアに会う。先々でキアと出会ううちに、4年前に葬ったはずの恋心が情熱に変わっていることに気付き、キアと一夜を共にすれば、過去の亡霊と別れを告げられるかもと考え出す。キアと愛し合うことは素晴らしかったが、高圧的な父が母を抑圧し、自分をも支配しようとしていたことで、
ホープは愛を恐れていた。キアが自分の人生を乗っ取ろうとしている危機感は次第に膨れ上がり、キアの独占力を感じて
ホープはまた逃げ出した。小さな町で掃除婦の仕事に就いた
ホープは体調の悪さから医者にかかり妊娠を知った。やせ細った
ホープが仕事をクビになった日キアがやってくる。即座にキアは保護を申し出たが、
ホープは結婚は絶対にしないと言い張った。子供のために努力しようと
ホープはキアと共に
ニュージーランドに戻ることには同意したが、キアを求める気持ちには抵抗しようとした。愛してはいるが信じられないという
ホープの言葉にキアはそれは愛ではないと答えた。出会った時から
ホープを愛していたというキアの言葉は
ホープの心の壁を打ち砕いた。
ホープはようやく自身にキアを愛することを許し、彼に人生を共にする権利を与えたのだった。
結構深遠な話ですね。ちょっとホットなとこもあります。
咳が止まりません。熱はないんだけど、辛いです。