167 いつかかなう夢 リズ・フィールディング

いつかかなう夢 (ハーレクイン・イマージュ)

いつかかなう夢 (ハーレクイン・イマージュ)

従妹の結婚式で、一人物思いにふける男性に気付いたマティは彼に声をかけた。セバスチャンは伯父の葬儀の後ここにやってきたが、花婿への義理を果たしたらすぐに帰るつもりでいた。思いがけず心躍る会話の後で、セバスチャンはマティが車いすに乗っていることに気付いた。マティは3年前、携帯電話を取ろうとした一瞬に事故を起こし、胎児と下半身の自由を失っていた。責任感から行動しようとした恋人に自由を与えた後、従妹の家に間借りしながら仕事だけの人生を送ることを決めたのだった。たまに素敵な男性をからかい、深入りしないよう気配りしながら・・・。
セバスチャンはマティが忘れられず、仕事の依頼という形で食事に誘うが断られた。ランチを持参して戸口に現われたセバスチャンをマティは追い返そうとするが、セバスチャンは言葉巧みにマティの防御をかいくぐってマティを動揺させた。一進一退を繰り返しながら二人の関係は進展していった。二人はベッドを共にするようになり、マティは誰にも話さなかった自身の秘密も彼に明かした。セバスチャンの姉の招待を受けて出かけたマティはセバスチャンが貴族の称号を持つことを知り、ショックを受けた。セバスチャンはマティに称号を継ぐこともなければ、跡取りを作る必要もないと告げた。彼女さえいれば、それでいいと。
マティはバージンロードを杖にすがりながらも、自分の足で歩いてセバスチャンのもとにたどり着いた。


ちょっと変わったシンデレラストーリーですね。ホットではないです。


風邪、治ったつもりでいたら、仕事に出てすぐぶり返しました。油断は禁物です。