166 魔法がとけたら・・・ スーザン・メイアー

魔法がとけたら… (シルエット・ロマンス)

魔法がとけたら… (シルエット・ロマンス)

我儘な王女だったメリーは呪いをかけられ、30歳の誕生日までに21組のカップルの結婚を成功させなければ、元の姿に戻れないと言われる。老婆になったメリーはリゾートホテルで支配人として勤めながら、7年目に21組目の成婚を見届けた。達成感に包まれ、メリーは呪いが解けるのを待った。翌朝、元の美しい王女に戻ったメリーは仕事を放り出すわけにはいかないと、姪だと嘘をついて、新しい支配人が決まるまで代わりを務めると言ったがオーナーのアレクサンダーはメリーの正体を知っていた。7年前に罵倒し辱めた婚約者こそ、アレクサンダーだったのだ。メリーはアレクサンダーの正体を知らずに惹かれていた。祖国のために結婚はするつもりだったが、恋したことのなかったメリーは、自分の誕生日に祖国に帰る二週間の間アレクサンダーとの熱い恋を望んだ。しかし、性急に推し進めた成婚のために、結びつけたひと組が離婚してしまい、また呪いが戻ってきた。少しづつ皺が増え、シミが浮き出てくるのを止めようと、必死でカップルを見つけようとするメリーだったが、非情な事実に気付く。アレクサンダーに愛する女性を見つけさせることが答えだったのだ。愛するアレクサンダーにメリーは次々に女性を近づけるがアレクサンダーはイラつくばかりだった。最後の日、ついにすっかり老婆に変身したメリーは一生その姿でいることを選んだ。アレクサンダーはメリーに結婚を申し込んだが、メリーはアレクサンダーが不幸になると断った。アレクサンダーは結婚して一生を捧げようとしていることは愛していることの証明だろうと言った。12時の鐘が鳴る前に二人は結婚し、メリーはアレクサンダーが婚約者その人であったことを知った。呪いは解け、二人は愛を誓った。


おとぎ話ですね。ホットなとこはありません。


数日間、風邪で伏せってました。インフルエンザじゃなくてよかったです。鼻が詰まってるのに、鼻水が止めどなく出て辟易しました。