165 罪深き二人 ペニー・リチャーズ

[rakuten:surugaya-a-too:10066495:detail]カーリンの妻は未熟な医師によって亡くなり、息子は死産だった。怒りに燃えるカーリンは裁判でその若い医師から資格を剥奪した。
一年後、カーリンは秘書の姪ケイトと知り合い、二人は強烈な欲望の虜となって三日間を共に過ごした。カーリンは妻への想いを忘れた罪悪感から、黙って立ち去った。
ケイトはカーリンに会う直前、夫の裏切りから離婚していた。心を奪われた男性から二度も背を向けられたことで、ケイトは傷つき、自信を持てなくなった。
その二年後、カーリンは何者かに命を狙われる。妹と秘書からボディガードを雇うよう言われたカーリンは拒否するが、言いくるめられてしまった。
叔母からカーリンのボディガードを依頼されたケイトは戸惑った。しかし、経済状態がひっ迫している今、仕事は咽喉から手が出るほど欲しかった。
表向きは恋人として、彼に不遜な思いを抱く人物を探し出し、彼の身を守るという役割は考えた以上に辛いものだった。二人は欲望を抑え込もうとしたが、ついにカーリンは耐えきれなくなって求めてしまう。ケイトと愛を交わしカーリンは認めたくなかった自信の気持ちに気付いた。
カーリンを殺そうとしていたのは、あの若い医師だった。正体を知ったカーリンはその男とケイトがいる厩へ急いだ。ケイトは銃を突きつけられ捕まっていた。ケイトが動き、カーリンの銃は男に向かって放たれた。重なる銃声に凍りついたカーリンはケイトに走り寄った。頬に傷は受けていたがケイトは無事だった。男は二つの銃弾を受けて事切れていた。
事件は解決した。ケイトは潮時だと荷物をまとめた。カーリンは二年前黙って立ち去ったのは死んだ妻への罪悪感のせいで、ケイトへの想いは出会った時から本物だったと告げた。もう捨てられたくないというケイトの言葉にカーリンは絶対に捨てたりしないと誓った。ケイトは躊躇いがちにカーリンに歩み寄った。


まあまあな内容だけど、ホットじゃないです。