161 結婚から逃げないで ダフネ・クレア

結婚から逃げないで (ハーレクイン・イマージュ)

結婚から逃げないで (ハーレクイン・イマージュ)

ソレルは4歳の時、ブレイズと結婚すると宣言した。13歳で思春期を迎えたソレルはブレイズを誘惑しようとするが、6歳年上の彼はそれから3年間口をきいてくれなくなった。両家の親たちは二人が結婚することを疑ったことはなく、21歳になったソレルはブレイズからプロポーズされ、母親たちは壮大な結婚式を計画した。ソレルはブレイズを愛していた。しかし、何かが彼女を脅かしていった。仕事は続けたいと言うソレルにブレイズは好きなようにしていいと言った。キスをし、愛しているとは言っても、それ以上の行為を求めようとはしなかった。ソレルは合併のような結婚を望んではいなかった。妻に関心のない夫に失望しても、家庭を守ろうとしがみつく妻になりたくなかった。思い悩むソレルは、歓喜しただのマリッジブルーだと話を聞いてくれない親に相談することもできず、結婚式当日祭壇にブレイズを置き去りにしたまま、姿を消した。
オーストラリアに渡ったソレルは、デパートの売り子から、現場責任者になるまでになった。大して好きでもなかった相手と初体験を済ませ、恋人も作ったがブレイズを忘れることはできなかった。
4年後、従妹の結婚式に呼ばれたソレルは、久しぶりに故郷に戻った。再会は予感していたものの、隣にいる女性の姿にソレルは、胸が痛んだ。
母親が手術することになり、傍にいる必要性を感じたソレルは、故郷に戻る決心をして、仕事に就いた。ブレイズは交際中の女性と結婚を考えていると話し、ソレルは紹介された男性と交際を始めたが、二人の間の緊張感は高まる一方だった。母親の状態が安定するのを待って一人暮らしを決めたソレルをブレイズは手助けし、誘惑した。ブレイズは他の女性を抱きたいと思っているのにプロポーズはできないと言い、彼女と別れたと話した。ソレルもブレイズとのことを解決するよう交際中の男性から言われ別れていた。二人はベッドを共にするようになったが、約束は何もしなかった。
従妹の結婚についての会話から、ブレイズはソレルが真実の愛を求めていたことを知り、彼もまた、彼女以外に求める女性はいないことを告白した。


あんまりホットじゃないけど、ちょっとロマンチック?