152 ニューオリンズで恋して ジュリー・E・リート

ニューオリンズで恋して―誘惑への招待〈2〉 (ハーレクイン・ブレイズ)

ニューオリンズで恋して―誘惑への招待〈2〉 (ハーレクイン・ブレイズ)

ミッキーは祖母の支配に反発して家出し、路上生活者となった。シカゴでダニエラと知り合った頃、ミッキーは自分の生活を立て直そうと決心していたが、彼女のために路上生活を続け彼女を救おうと決める。ミッキーはダニエラの兄バースと連絡を取り麻薬中毒のダニエラの救助を求め、ダニエラと共にパリに向かった。ダニエラは自分の命を救ってくれた礼をバースに頼み厚生施設へ入所した。
バースは出会った時からミッキーに欲望を覚え、ダニエラの依頼に心をそそられた。ミッキーが隠し持つ「恋の綱渡り」に書かれたファンタジーを彼女に体験させるという約束は、バースにとっても願ってもないものだった。バースはミッキーの就職を一週間遅らせ、七日間にミッキーの望むファンタジーを実現させようと休みを取った。しばらく前に始まった脅迫が息を吹き返し、自家用機の爆破予告、バースの家の裏庭の爆破、ミッキーの寝室か荒らされ切り裂かれた枕の上には脅迫状が残された。堅固な警備に守られながら熱い日々を過ごした二人はお互いの愛に目覚めていく。バースの友人であり、ボディーガードでもあるヴィクターが誘拐され、手掛かりを見つけるためミッキーは力を貸した。彼女の勇気と機転にバースは益々魅了され、彼女を手放したくないと思った。ヴィクターは救い出され、一連の脅迫事件は終わったが、二人の問題は解決していなかった。ミッキーはバースの申し出を断りシカゴに帰った。祖母と仲直りをし、仕事をして教育を受け直し自立すること。彼女の使命はバースへの想いに揺らぎ心は乱れた。
仕事帰り、お気に入りの家の前を通りかかったミッキーは玄関にバースの姿を見て息を飲んだ。バースは本社をシカゴに作りずっと、ミッキーの傍で暮らすと言った。ミッキーは迷わずバースの胸に飛び込んだ。


147で紹介した作品の続編。双子の姉の方の話です。結構ホットです。