141 結婚なんてしたくない リアン・バンクス

結婚なんてしたくない―ミスター・ミリオネア〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

結婚なんてしたくない―ミスター・ミリオネア〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

ジャスティンは慈善活動に関する調査のため、ある教室を見学に行ったが、持病の胃痛が悪化し吐血してしまう。教室の責任者エイミーはジャスティンを病院に運び、彼は緊急手術を受けたが生死の境をさまよったジャスティンは夢を見た。金を稼ぐだけの人生で、他の何もしてこなかったというもので、彼はやり直したいと神に祈った。回復したジャスティンは使命感を持ってエイミーに会いに行った。エイミーから教室に必要なものを聞き出すためだった。花束を持ち、入院させてくれたお礼を言いに来たというジャスティンにエイミーは戸惑った。
亡くなってしまった姉夫婦の忘れ形見の三人の幼児を育てるエイミーは男性と交際する暇などなかったのだ。そこにソーシャルワーカーがやってきた。彼女はエイミーが子供たちを育てる資格がないと暗に責めているようだった。もっと年齢が上か、もしくは結婚していれば親権を取れるという話を聞いてジャスティンは思い悩んだ。しかし、これは神から与えられた使命だとジャスティンはエイミーに結婚を申し込んだ。エイミーは驚愕し断ろうとするが、子供たちを手放すことはできないと二年間ならと承諾する。
二人は婚前契約書を交わし数日後結婚した。
エイミーに強い欲望を感じるジャスティンは同禽を望んでいたが本当の結婚ではないとエイミーは別の寝室を使うことを主張した。緊張するエイミーの気持ちを思いやりジャスティンは強要すまいと誓ったが気が狂いそうな自分にも気付いていた。エイミーはジャスティンに惹かれてはいたが、親権が取れるまでだけの関係は傷つくだけのものでしかないとわかっていた。
浪費家の母から捨てられたジャスティンは子供たちが自分と同じような目に会わないようにしたかった。子供たちの面倒を見、何でもこなすジャスティンを愛していると気付いた時、契約書が大きな障害となった。
ジャスティンはエイミーと子供たちを手に入れることは神の使命などではなく、自分のためだったのだと気付き契約書を破棄した。愛し合っていることを確認し合った二人は改めて結婚の誓いを口にした。


結構ホットでした。「あなた、大きすぎるんじゃないかしら」なんてセリフ、オオーって思っちゃった。これミスター・ミリオネアのⅡなんだけど、Ⅲをアマゾンで探したら1500円もしたよ(;;)新書が650円なのに・・・。どゆこと?