125 一晩だけのフィアンセ ホリー・ジェイコブズ

一晩だけのフィアンセ (シルエット・ロマンス)

一晩だけのフィアンセ (シルエット・ロマンス)

雨宿りをしたドノバンは開店準備をするサラと出会った。彼女に呼び覚まされた未知なものに怯えてボノバンは雨の中走り出した。サラは全財産を注ぎ込んだ仕事を成功させようとしていたが、改装を手掛けた依頼者から料金を取り立てることができず、途方に暮れる。ドノバンは仕事場の窓から毎日サラを見つめていた。今日こそ、共同経営者として認めてもらおうとボスに詰め寄ったドノバンは彼から結婚していないから相応しくないと言われフィアンセがいると嘘をついてしまう。弁護士が必要になったサラはドノバンに面会を求めたが、ドノバンから一晩だけフィアンセの振りをしてくれたら力になろうと提案され驚愕する。電気を止められると脅されたサラは一晩だけのことと承諾するが、パーティーでドノバンのボスの家族から結婚式の計画を立てさせて欲しいと言われ動揺した。仕事場で寝泊まりしていたことを知ったドノバンはサラを説得して彼のフラットに連れて行き二人は同棲し始めた。共同経営者になるまで破局する訳にいかないとドノバンは契約結婚を申し出た。アイスマンと呼ばれるドノバンが実は優しい心を持った男性で、そんな彼を愛していることに気付き、サラはドノバンから離れようと決心する。フラットを出て仕事場に戻ったサラは友人からサラもドノバンも自分の気持ちを明かすことを恐れていると言われ、失恋するためにドノバンに会いに行った。結婚するための条件は愛だけだと言うサラにドノバンは旅行のパンフレットを差しだした。祖父が果たせなかった花嫁への約束を自分が果たすと。それは、愛する妻をアイルランドへ連れて行くというものだった。雨宿りをした夜、恋に落ちたという告白と共に。


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