116 愛しすぎた報い ヘレン・ブルックス

愛しすぎた報い (ハーレクイン・ロマンス)

愛しすぎた報い (ハーレクイン・ロマンス)

母親に捨てられ施設で育ったマーシャは友人の紹介でテイラーと出会い結婚した。幸せな結婚生活だったが、ある日マーシャはテイラーの妹スーザンからテイラーの不実を打ち明けられる。信じられない気持で出張先のホテルに電話したマーシャは電話口に秘書の声を聞き愕然とした。電話を切ったマーシャはそのまま荷造りをして家を出た。1年半後、職場のパーティーでテイラーに再会したマーシャは驚くが離婚の意思は固かった。テイラーはマーシャに嘘を吹き込んだ人物の名を明かせと迫るが、スーザンとの約束から言えないと答える。テイラーはなんとかマーシャを取り戻そうと策を繰り出すがマーシャの頑なな態度に絶望する。友人の助言からスーザンの勘違いではないかとスーザンに会いに行ったマーシャだったが否定され混乱する。兄を崇拝するスーザンが嘘をつくはずがないと落胆するマーシャは今度こそ完全にテイラーを失ったと思った。その夜、テイラーからスーザンが自殺を図りマーシャを呼んでいると聞く。すぐに病院に向かったマーシャにスーザンは驚くべき告白をする。夫が浮気をし、子供ができないという重圧から兄夫婦を陥れたというのだった。カウンセラーが必要だと判断したマーシャは今一番必要なのは許しなのだと理解した。スーザンを抱きしめ許しを与えタクシーで帰ったマーシャを待っていたのは大スクープだった。カメラマンと共に取材を終えボスに報告しているところにテイラーが現れる。テイラーはマーシャにスーザンを責めずにいてくれたことを感謝し、家に帰ろうと言った。


あんまりホットじゃないけど結構どきどきした!出かけた夫が何をしていたかを疑う生活なら全てを捨てた方がいいって考え方は共感する。