112 奥様、お手を エマ・ダーシー

奥様、お手を (ハーレクイン・イマージュ)

奥様、お手を (ハーレクイン・イマージュ)

恋人を白血病で亡くしてから、悲しみに暮れるハリーは自暴自棄になっていた。心配した執事はハリーを発奮させるため、傍系の子孫を調べ彼に後継ぎを作る努力を思い出させようとする。話を聞いたハリーは彼の家系の血を引く少年を後継者に迎えるためオーストラリアに向かった。夫と義母を事故で亡くしたアシュリーは女手一つで息子ウィリアムを育てていた。派遣会社を経営するアシュリーは傲慢な顧客に手を焼いていた。理不尽な要求を突きつける顧客に怒りを爆発させたアシュリーは顧客から脅迫されているところをハリーに救われる。突然現れたハリーは本家から差し向かれた執事だと自分を紹介し、二人をイギリスへ連れて行きたいと述べた。夫の支配から逃れたアシュリーは誰かの支配を受けるのはまっぴらだった。説得のため住みこむというハリーに抵抗できない魅力を感じたアシュリーはしばらくの間だけと承諾する。ウィリアムはハリーを崇拝し、母とハリーに親しくなって欲しいと二人に話した。ハリーは一目見た時からアシュリーに惹かれ自分と共にイギリスに行って欲しいと願った。惹かれあう二人は求めあい夜を共にするようになるが、アシュリーの態度は慎重だった。ハリーはアシュリーにプロポーズするが、アシュリーは即答を避けた。アシュリーに対する醜聞にウィリアムが腹を立て隣人の息子と喧嘩したことからハリーの素情が明らかになり子孫を残すためプロポーズしたのではと疑ったアシュリーにハリーは子供のことを決めるのはアシュリーだと告げる。二度と結婚はしないと誓っていたアシュリーだったが、ハリーに愛されていることを確信し、自分もハリーを愛していることを告白する。


シンデレラストーリーです。何でもできる億万長者なんてすごいねぇ・・・。ホットじゃないですけどね。