105 見捨てられた花嫁 エリザベス・パワー

見捨てられた花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)

見捨てられた花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)

妊娠から結婚することになった両親の日々の争いからチェルシーは結婚前にセックスはしないと誓っていた。婚約者は理解を示したが、結婚式当日顧客に呼ばれ花嫁を置き去りにした。怒りに燃えるチェルシーは婚約者を追ってミラノに立った。敬愛する従兄弟の会社を奪い失意のどん底に落とした顧客のパオロをチェルシーは憎んでいた。婚約者がパオロの姪を妊娠させた疑いをかけられていることを知りチェルシーは結婚が正しいことなのか疑問を感じる。結局、パオロの姪の狂言だったことがわかり、二人はパオロの別荘に招かれる。憎んでいる相手に惹かれている自分に嫌悪するチェルシーだったが、婚約者が横領していることを知って愕然とし、屋敷を逃げ出そうとするが失敗する。婚約は破棄され、怪我を負ったチェルシーは屋敷に留まるしかなかった。パオロに惹かれる気持ちと逃げ出したい思いがせめぎ合いチェルシーは混乱する。自分を偽るなというパオロの言葉についに身体を差しだしてしまったチェルシーだったが、パオロに拒絶される。パオロが欲しいのは一時の情事だけなのだと理解したチェルシーは親元に帰った。パオロを愛するようになってしまったチェルシーはいずれ捨てられることになってもパオロが欲しいと思いつめるが彼からは全く連絡がなかった。数ヵ月後パオロの姪が現れ彼女の母と不義を働いたチェルシーの従兄弟に復讐するために狂言を働いたことを詫びに来る。チェルシーは従兄弟を助けるためにパオロが大怪我を負ったことを聞かされた。恨んでいたことは筋違いだったのだと改めてチェルシーは思い知らされた。近くまで来ておいて会いに来なかったパオロにチェルシーは傷ついた。仕事だけの色あせた生活を送るチェルシーの元に突然パオロが現れる。パオロは姪がほのめかした話は真実かとチェルシーを問い詰めた。自分の気持ちをパオロの姪に気付かれてしまったとチェルシーは渋々認める。パオロは部屋にチェルシーを連れて行き二人は狂おしく抱き合った。子供について聞かれたチェルシーは結婚するか同棲しなければ、と答えた。結婚しなくてもいいというチェルシーの言葉にパオロは驚き、結婚しなければ満足できないと教えた。


あんまりホットじゃないです。