９８ ボスにさよなら キャスリン・ロス

ボスにさよなら (ハーレクイン・ロマンス)

子供が欲しかったニコールは検査を受け自分が妊娠できにくい体質であることを知った。夫は彼女を責め、5年後恋人を妊娠させたと別れを切り出す。傷ついたニコールは二度と男性に心を許すまいと誓いを立て仕事に打ち込んだ。ボスであるルークに出会い惹かれてはいたもののビジネスライクな態度を崩さなかったニコールだったが、ルークに誘惑され秘密の逢瀬を重ねることとなった。公私を完璧に分けた付き合いだったはずが、ある日ルークを愛していることに気付き愕然とする。自分より仕事を優先するルークの態度にやりきれなさを感じてしまう自分にこれ以上こんな関係は続けられないと別れを決意する。突然の別れにルークは戸惑い何とか彼女を取り戻そうと画策するが彼女は頑なだった。半年以上続いたことのない交際に終止符を打つのはいつも彼だった。ルークは別の女性と食事してみるがニコールのことが頭から離れなかった。会話の糸口を見つけようとするルークにニコールは冷静に対処し、付け込む隙を与えなかった。そんなある日体調の悪化からニコールは妊娠に気付く。結婚も子供もルークが忌み嫌うものだとニコールは判断し親元で産むことを決め退職願いを提出した。
倒産から夫と子供を捨てて出て行った母の記憶から女性に対して悪感情を持っていたルークは永続的な関係を結ぶことを嫌っていたがニコールを手放したくなかった。ルークはニコールに子供を育てるのには両親が必要だと説得しようとするが決裂し、席を立ったニコールは流産の危機に陥る。もう二度と妊娠できないかもしれないと嘆くニコールにルークは愛しているから子供ができなくても一緒にいたいと告げた。愛しても報われないから別れたのだとニコールは告白する。

あんまりホットじゃないです。身体だけの気楽な関係だと割り切ろうとしていたのに感情が入り込んで混乱する。いつものパターンですねぇ。。。