44 シークが恋人? バーバラ・マクシーン

ヒロインは10年前に姿を消した恋人がアラブの王国の皇太子だったことを知り、やはり彼に騙され捨てられたのだと確信する。ヒーローは祖父の差し金で10年前に自国に連れ戻され来れなかったため、今回の来訪で彼女を見つけ出そうと決心していた。記者会見の席上でカメラを構える彼女を見つけ歓喜するが、彼女は逃げ去ってしまう。彼女の家を探し当て訪ねるとそこには彼女の娘がいた。取り戻すことができないのかと彼は胸の痛みを感じながらも彼女に10年前のいきさつを話し、誤解を解こうとする。彼女はいまだに彼に惹かれている気持ちを押しとどめ自身と娘を守ろうとするが、わが子が彼の娘だということがわかってしまう。彼は彼女だけでなく娘も手に入れるため彼女の信頼を取り戻そうとするが、彼女は頑なだった。最後の公式行事のパーティーで見知らぬ女性の同伴する姿を新聞で知らされ、彼女は何も彼が話さなかったことに愕然とし、やはり自分は彼にとってその程度の存在なのだと考える。彼女に拒絶されて彼は途方にくれ、虚しい時間を過す。
数日後、彼の泊まるホテルが火事になり、彼を失いそうになって初めて彼女は他のことは全て些細な問題だったのだと気が付く。

ホットなトコはありません。しっかし、都合よく火事なんかが起きるもんか?まさか、自分で火をつけたわきゃないだろうけど・・・。ロマンス小説ってさ、どっちかが大怪我をして愛を再確認て話よく見るねぇ。やっぱ、危機的状況が必要ってわけかな?