510 パリに逃れて サンドラ・マートン

パリに逃れて―華麗なるシーク〈2〉 (ハーレクイン・ロマンス)

パリに逃れて―華麗なるシーク〈2〉 (ハーレクイン・ロマンス)

母は騙されてアラブに監禁されライラを身籠った。逃げ出してアメリカに戻った母は、ライラに促されるまま父親の素状を打ち明けたが、母の死後、ライラは父親に会って話を聞きたいという誘惑に勝てなかった。だが、オマールはライラを騙し、家に監禁して、自分の利益のために嫁がせようとする。護衛の隙をついて逃げ出したライラは、沖に浮かぶヨットに向かって海に入って行く。
父から呼び戻されていた皇太子ハリルは、鮫のいる海に入水する人影を見て、引き留めるが、子供に見えた人影が魅力的な女性であることに驚く。翌朝、ハリルは国王から敵対するパトラスに、オマールの娘ライラを手渡す役目を言い渡される。ハリルは、裏切り者で豚のようなパトラスに美しいライラを嫁がせることに嫌悪感を覚える。一計を案じたハリルは、身代わりに護衛をつけパトラスの元に向かわせ、自分はライラを連れてパリに逃れた。ハリルは一目見た時からライラが欲しかった。だが、果敢に立ち向かおうとするライラに感嘆してもいた。計画は、ライラと結婚すると父を説得し、花嫁の代わりに多額の支払いをパトラスにして、オマールの企みを阻止することだったが、ハリル自身結婚などするつもりはなかった。しかし、ライラを抱き、共に時間を過ごすうちに、ハリルの心は彼女に奪われて行った。ライラはハリルを愛してしまったことに気付いたが、他に方法はないとハリルに説得され、苦い思いに悩まされる。大事には思ってくれても、愛していてくれる訳ではない。ハリルの話を受け入れた国王に、呼び戻された二人は歓迎を受けたが、側近からライラは脅迫を受ける。ハリルの命が惜しくば、諦めるしかない。国王とハリルの話を盗み聞きしてしまったライラは、他に方法があればこんな決断はしなかったというハリルの声を聞いて、逃げ出すことを決める。空港にたどり着いたライラは途方に暮れる。パスポートも現金もないのだ。追って来たハリルは彼女に愛していると告げた。国王との会話は、側近の逮捕の話だったのだ。4ヶ月後、二人は結婚した。


実の父親は、強欲で卑しい男だった。母親の話は事実だったと悟った時には、囚われの身になってしまっていた。運命に立ち向かう気骨のある女性の話です。



カセットコンロに土鍋で、ご飯を炊いていた息子さんは、電気がまが使えるようになって、まともなご飯が食べれたことでしょう。副食は袋菓子だそうです。若林区で死亡者が沢山出ていることを考えれば、食べる物があって、寝る家があることは幸せなんでしょうね。断水は続いているようですので、臭いヤツになってるみたいです。