92 取り引きされた夜 ミランダ・リー

取り引きされた夜 (ハーレクイン・ロマンス)

取り引きされた夜 (ハーレクイン・ロマンス)

一族の力から離れて自由を味わっていたジーノは立ち寄ったレストランでウェイトレスをしていたジョーダンを見初めた。同棲を始めた二人は奔放な生活をしていたが、やがてジーノの父の病気によって破局を迎える。父が病気になったという手紙を残してジーノは姿を消し、それきり連絡が来ることはなかった。偽名を使っていたジーノは彼女には見つけられなかった。10年後、仕事で立ち寄ったジーノは感傷に突き動かされ探偵を雇ってジョーダンの消息を確かめた。すでに幸せな結婚をしていると思っていたジーノは、今だジョーダンが独身で弁護士になっていることを知った。再会して過去について弁明したいとジーノはジョーダンに近づいた。10年を経てなおお互いの情熱が冷めていないことを二人は思い知る。ジョーダンはジーノの部屋で彼の嘘を知り、傷ついた。目が覚めたジョーダンは恋人のプロポーズを受けることを決め、前へ進むことを選んだが彼女の婚約を知ったジーノは一夜の情事を強要する。ジョーダンは彼を受け入れもう彼以外の男性では駄目だと考えるがジーノとの間には未来はなかった。ジーノは父との約束に縛られイタリア人女性と結婚しなければいけないと思っていたがどうしてもジョーダンを手に入れたかった。お互いに愛し合っていることを確認し合った二人は指輪を買い書類で証明されなくても夫婦だと誓い合った。


結構ホットです。ミランダの作品て切ないよねぇ。最後はハッピーエンドだって知っててもドキドキします。